15歳張本美和 初4強で五輪グイッ 最年少Vへ木原をストレート撃破 兄・智和は14歳でV

[ 2024年1月28日 04:50 ]

卓球・全日本選手権第6日 ( 2024年1月27日    東京体育館 )

得点しガッツポーズする張本美
Photo By 代表撮影

 男女シングルスの準々決勝が行われ、張本美和(15=木下アカデミー)が4―0で前回大会準優勝の木原美悠(19=木下グループ)を下して、初の4強入りを決めた。史上最年少優勝へと前進し、パリ五輪代表の3枠目入りへ猛アピールした。前日、パリ五輪シングルス代表を確実にした平野美宇(23=木下グループ)は準々決勝で敗退。男子は兄の張本智和(20=智和企画)らが準決勝に進んだ。

 15歳の進撃が止まらない。ジュニア女子シングルスを連覇した張本美が4歳上の木原を序盤から圧倒。ストレート勝ちで初の4強進出を決め「最初から最後まで自分の流れを保ったまま試合をできた。やりたいことをやれた」と笑った。

 最年少優勝が懸かる今大会。ただ、その偉業に興味を示さないのは兄・智和が18年に14歳で制したから。「“昨年の私で優勝”ということを考えると、お兄ちゃんは本当に凄い。お兄ちゃんに比べたら、私はもっともっと頑張らないといけない立場」。常に前を走る存在が発奮材料となっている。

 パリ五輪選考レースは4番手に浮上。シングルスの代表入りは逃したが、強化本部推薦で決まる団体戦要員の3枠目入りの可能性を残し、伊藤美誠(スターツ)らと争う。昨年11月の全農カップ大阪大会を制するなど成長著しい15歳。智和も4強に残る中、史上初のきょうだいVへ「一緒に優勝できたらうれしい」と意気込んだ。

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