号泣…伊藤美誠 パリ五輪逃す 団体戦で可能性も「出るか決まっていない」

[ 2024年1月27日 04:44 ]

卓球 全日本選手権第5日 ( 2024年1月26日    東京体育館 )

<卓球全日本選手権第5日>女子シングルス6回戦で敗れた伊藤美誠は会見で涙を流す(撮影・小海途 良幹)
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 女子シングルス4~6回戦が行われ、東京五輪団体銀メダリストの平野美宇(23=木下グループ)が準々決勝に進み、パリ五輪で初のシングルス代表入りを確実とした。最終選考の対象となる今大会で女子2枠目を争っていた選考ランク3位の伊藤美誠(23=スターツ)が6回戦で敗退し、同2位の平野がポイントで上回られる可能性がなくなった。

 リオ、東京両五輪で計4個のメダルを獲得した伊藤は6回戦で敗れ、シングルスのパリ五輪切符を逃した。「東京では誰も成し遂げていないようなことを成し遂げた。さらに誰も成し遂げていないシングルス優勝を歴史に残したかった」。試合後は涙が止まらなかった。

 年明けからせきが止まらない症状が続き「肋骨にヒビが入ったんじゃないかという状態」だった。この日は全3試合がフルゲームとなり臀部(でんぶ)の違和感も発症した。「乗り越えようと頑張ったけどたどり着かなかった」と絞り出した。

 団体戦要員としての選出の可能性は残されているが「ずっとシングルスで優勝したいと思っていた。団体戦に選出されても出るかは決まっていない」と即答を避けた。今後についても「良いところで終わりたいから、もうちょっと頑張ります」と話すにとどめた。

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