馬術クロスカントリーで負傷の競技馬が安楽死…回復不可能なじん帯断裂

[ 2021年8月1日 18:46 ]

ロビン・ゴーデルが騎乗していたジェットセット(AP)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、東京・江東区の海の森クロスカントリーコースで行われた馬術競技で競技馬が負傷し、安楽死となったことを発表した。

 総合馬術2日目のクロスカントリーで、ロビン・ゴーデル(スイス)が騎乗していたジェットセット(14歳、騙馬)がコース最後の水濠「富士山(20番フェンス)」を跳んだ後、足に重篤な損傷を受けたもの。その場で獣医師の診察を受け、馬専用の救急車で会場内の馬診療所に搬送されたが、超音波検査で右下肢のひづめのすぐ上に回復不可能なじん帯断裂が見つかったという。人道的な理由からオーナーと選手の同意を得て、馬を安楽死させることが決まった。

 国際馬術連盟の規定に基づき、当該馬からサンプルを採取して検死が行われる予定。

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