日本が倒したフランス代表の陣容とは? NBA屈指のセンター・ゴベアら多士済々

[ 2021年7月18日 16:26 ]

バスケットボール男子日本代表国際強化試合   日本81―75フランス ( 2021年7月18日    さいたま市・サイデン化学アリーナ )

フランス代表のセンター、ジャズのゴベア(AP)
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 強化試合で日本に75―81で敗れたフランスは、2019年W杯中国大会の準々決勝で米国に89―79で勝つなどで3位になった欧州の強豪。十二分に東京五輪でも表彰台を狙える陣容を誇っている。

 NBAジャズに所属しているルディー・ゴベア(29=216センチ、117キロ)は今季を含めて最優秀守備選手に3回選出されており(2018、19、21年)、最近の米国ではめっきり少なくなってきたショットブロックやゴール下でのプレーを得意にしているクラシック・タイプのセンターだ。

 シューティングガードで今季途中でマジックからセルティクスに移籍したエバン・フォーニエー(28=201センチ、93キロ)は、今季の3点シュートの成功率が41・3%に達しており、平均17・1得点をマークしている。ともにNBAのドラフト1巡目指名選手だったゴベアとフォーニエーの2人だけで今季の年俸合計は4468万ドル(約49億円)。この2人が五輪でもチームをけん引することだろう。

 今季クリッパーズに在籍したスモールフォワードのニコラス・バトゥーム(32=203センチ。104キロ)、ニックスのポイントガード、フランク・ニリキーナ(22=193センチ、91キロ)、レアル・マドリード所属ながらセルティクスで2季プレーしているパワーフォワードのグーション・ヤブセレ(25=203センチ、118キロ)、今季ネッツに在籍したシューティング・ガードのティモテイ・ルワウキャバロー(26=201センチ、100キロ)の4人もNBAドラフトの1巡目指名選手。ニリキーナにいたっては2017年のドラフトで全体7番目に指名されている当時の言わば“金の卵”で、フランスは毎年30人しかいないNBA1巡目指名選手という超エリートを中心に編成された代表チームとなっている。

 シューティングガードのナンド・デコロ(34=196センチ、91キロ)もスパーズとラプターズで119試合、控えセンターのビンセント・ポイエ(27=213センチ、107キロ)もセルティクスで22試合の出場経験があるので、計8人がNBAの現役選手、もしくは経験者。これまで日本が勝った相手の中でもとりわけ“NBA比率”の高いチームが今回のフランス代表だった。 

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2021年7月18日のニュース