スティーラーズがチーム初の開幕8連勝 王者チーフスは4連勝で1敗を堅持

[ 2020年11月9日 13:16 ]

後半にパスで3TDをマークしたスティーラーズのQBロスリスバーガー(AP)
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 NFLは8日に各地で第9週の12試合を行い、スティーラーズは敵地ダラス(テキサス州)でカウボーイズを24―19(前半9―13)で退けてチーム史上初の開幕8連勝。QBベン・ロスリスバーガー(38)が前半で左膝を痛めながらも後半にパスで3つのTDを挙げ、残り2分14秒にタイトエンドのエリック・エブロン(27)に8ヤードのTDパスを通してこれが決勝点になった。

 これでスティーラーズは今季の勝率5割以上が確定。マイク・トムリン監督(48)は2007年の就任以来、14季連続で勝ち越しを決めたことになり、これは監督生活をスタートした年度からに限ると、ブラウンズとチーフスを率いたマーティー・ショッテンハイマー元監督(77)に次いで史上2人目の記録となった。

 今季4人目の先発QBを起用したカウボーイズは4連敗で2勝7敗。7季目で初めて先発したQBギャレット・ギルバート(29)がパスで243ヤードと1TDをマークしたが、逆転を狙って残り4秒にエンドゾーンめがけて投げたパスは、スティーラーズのセーフティー、ミンカ・フィッツパトリック(23)にはじかれて敗れ去った。

 昨季のスーパーボウルを制したチーフスは地元カンザスシティー(ミズーリ州)でパンサーズに33―31(前半13―17)で競り勝って8勝1敗。スーパーボウルでMVPとなったQBパトリック・マホームズ(25)がパスで4TDをマークして4連勝を飾った。

 ドルフィンズは敵地グレンデール(アリゾナ州)でカージナルスを34―31(前半24―17)で退けて4連勝で5勝3敗。ドラフト全体5番目に指名され、先発2戦目となったQBテュア・タンゴバイローア(22)は2TDをパスで獲得して勝利に貢献した。

 スーパーボウルのMVP同士の対決となったバッカニアーズ対セインツの今季第2戦は、セインツが38―3(前半31―0)で圧勝して5連勝で6勝2敗。9月13日にニューオーリンズ(ルイジアナ州)で行われた開幕戦(34―23)に続いてこのカードで白星を飾り、NFC南地区でバッカニアーズと入れ替わって首位に浮上した。QBドリュー・ブリーズ(41)は4TDをマーク。バッカニアーズのトム・ブレイディー(43)に対してはペイトリオッツ時代を含めて通算5勝2敗とした。

 地元タンパ(フロリダ州)でもセインツに敗れたバッカニアーズの連勝は3で止まって6勝3敗。3度のインターセプトを喫したブレイディーは今季初めてパスでTDを記録することができなかった。チームのラン獲得はわずか8ヤード(セインツは138ヤード)。ホームでは今季4戦目で初黒星を喫した。

 <第9週の結果>

 ▼5日
パッカーズ(6勝2敗)34―17*49ers(4勝5敗)

 ▼8日
*ファルコンズ(3勝6敗)34―27ブロンコス(3勝5敗)
*ビルズ(7勝2敗)44―34シーホークス(6勝2敗)
*タイタンズ(6勝2敗)24―17ベアーズ(5勝4敗)
レイブンズ(6勝2敗)24―10*コルツ(5勝3敗)
*チーフス(8勝1敗)33―31パンサーズ(3勝6敗)
*バイキングス(3勝5敗)34―20ライオンズ(3勝5敗)
ジャイアンツ(2勝7敗)23―20*ワシントンFC(2勝6敗)
テキサンズ(2勝6敗)27―25*ジャガーズ(1勝7敗)
スティーラーズ(8勝)24―19*カウボーイズ(2勝7敗)
レイダース(5勝3敗)31―26*チャージャーズ(2勝6敗)
ドルフィンズ(5勝3敗)34―31*カージナルス(5勝3敗)
セインツ(6勝2敗)38―3*バッカニアーズ(6勝3敗)

 *はホームチーム

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