山本幸平“有終の美”2度目の6連覇達成 自転車男子クロスカントリー

[ 2020年11月9日 05:30 ]

12度目の優勝を果たした東京五輪代表の山本幸平
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 自転車マウンテンバイク(MTB)の全日本選手権最終日が8日、長野・富士見パノラマリゾートで行われた。

 五輪種目のクロスカントリーでは、男子で東京五輪代表の山本幸平(35=DREAM SEEKER RACING TEAM)が1時間18分25秒05で2度目の6連覇を果たし、優勝回数を12に伸ばした。女子も五輪代表の今井美穂(33=CO2bicycle)が58分13秒31で3連覇を飾った。

 国内無敵のレジェンド・山本が、全日本の“有終の美”を飾った。序盤から独走態勢を築き、2位と1分15秒差でフィニッシュ。コロナ禍の渡航制限で今季は世界選手権などに出場できずに調整が難しかったというが「勝たないといけないのは分かっていた。優勝できたので最低限はクリア」と振り返った。

 日本勢初の入賞を目指す東京五輪がプロとしてのラストレースと決めており、全日本は今大会が最後になることが濃厚。12度目の頂点で4度目の五輪へ弾みをつけ「課題を強化して五輪で集大成を迎えたい」と決意を新たにした。

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2020年11月9日のニュース