瀬戸大也 年内活動停止処分の理由は「行動規範に反したため」 五輪内定は「選手の権利」で維持

[ 2020年10月13日 22:19 ]

瀬戸大也
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 日本水連は13日、都内で臨時常務理事会を開き、週刊新潮に報じられた不倫を認めて謝罪した競泳男子の瀬戸大也(26)に年内の活動停止処分を科すことを決めた。日本水連の主催する公式大会への出場、強化合宿、海外遠征の参加ができない。11月の日本社会人選手権、12月の日本選手権などが対象となる。加えて、政府出資金250億円と民間からの寄付金を財源としているスポーツ振興基金助成金の20年下半期の推薦停止も決定。日本オリンピック委員会(JOC)インテグリティ教育プログラムの受講も義務付ける。

 一方で、200メートルと400メートルの個人メドレーで出場権を獲得している東京五輪の内定は取り消さない。青木剛会長(73)は常務理事会後にコメントを発表。「五輪内定は昨年の世界選手権で金メダルを獲得した“選手の権利”であると同時に、五輪本番での活躍を期待して付与したものである」と内定維持の理由を説明した上で「五輪内定は実質的には“日本選手団の一員になった”ことを意味するため、社会人選手として、五輪内定選手として“水泳日本選手団行動規範”に準じた行動をするものと期待していたが、一連の行動は、それに反したもので大変残念であった」とした。

 瀬戸は9月30日に都内の日本水連事務局を訪れて謝罪。12日には倫理委員会で約1時間の事情聴取を受け、不貞行為について説明を行っていた。21年3月まであったANAとの所属契約を9月30日付で解除され、東京五輪競泳日本代表の主将も辞退。日本オリンピック委員会(JOC)の肖像権事業「シンボルアスリート」の契約解除も申し出ていた。

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