クリス・リード氏、30歳突然死 フィギュア・アイスダンスで後進の指導に意欲も

[ 2020年3月18日 05:30 ]

死去したクリス・リード氏
Photo By 共同

 日本スケート連盟は17日、フィギュアのアイスダンス日本代表として五輪3大会連続出場のクリス・リード氏が日本時間15日午前0時20分に米ミシガン州デトロイトで、心臓突然死のため死去したと発表した。30歳だった。

 父が米国人、母が日本人のリード氏は長く日本のアイスダンスをけん引。姉・キャシーさん(32)と出場した10年バンクーバー五輪17位、14年ソチ五輪は21位。村元哉中(27)と組んだ18年平昌五輪は日本勢の過去最高に並ぶ15位で、同年の四大陸選手権ではアジア初の表彰台となる銅メダルを獲得した。全日本もキャシーさんと7度、村元と3度、計10度の優勝を飾った。

 昨年末に現役を引退し、後進の指導に意欲を見せていた。11日にはキャシーさんとの共同オフィシャルブログを更新。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れることを報告するとともに、「これから キャシーといっしょに 日本の アイスダンスを ニューエイジにする あたらしい むずかしい ジャーニーのはじまりです」などとつづっていた。

 ◆クリス・リード 1989年7月7日生まれ、米ミシガン州出身。姉・キャシーさんとのアイスダンスで05~06年の全米選手権ノービスを優勝。06~07年シーズンから日本を拠点にし、07年の全日本選手権で初優勝。村元と組んだ18年世界選手権は日本勢過去最高の11位に入った。1メートル85。

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