テニス日本代表、五輪前に暑熱対策 屋外コートで合宿計画

[ 2020年1月27日 05:30 ]

 テニス日本代表が東京五輪前に国内で暑熱対策合宿を実施する方針を固めた。日本協会テクニカルサポート委員会の田島孝彦委員長(44)が26日にメルボルン市内で取材に応じ「五輪直前に外の施設で暑熱対策の合宿をやる予定です」と明かした。

 日本代表選手の大半がウィンブルドン選手権(6月29日~7月12日)後に帰国する見通し。ロンドンの7月の平均最高気温は23度で、30度超で湿度も高い東京の気候に慣れる必要がある。

 本番会場の有明テニスの森はセキュリティー上の問題などで開幕直前まで使用できない可能性が高い。練習拠点の北区ナショナルトレーニングセンターは屋内コートのため屋外コート併設の別会場で合宿する計画だ。全豪オープンでは多くの日本人選手が深部体温の上昇を抑えるため、セット間にアイススラリー(液体に細かい氷の粒が交じった飲料)を摂取し、アイスベストを着用。五輪シミュレーションを行ったが、開幕から1週間で30度超は1日しかなく、予想外に気温が低い誤算も生じている。

続きを表示

2020年1月27日のニュース