「レッドドラゴン」ウェールズ、1点差で勝利&雪辱 悲願Vへまた一歩

[ 2019年10月20日 23:15 ]

ラグビーW杯 準々決勝   ウェールズ20―19フランス ( 2019年10月20日    大分県昭和電工ドーム大分 )

<ウェールズ・フランス>後半、ロス・モリアーティのトライで喜ぶウェールズのアルンウィン・ジョーンズ(右)ら(撮影・西尾 大助)
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 8年前の前々回大会準決勝で8―9の1点差に泣いたウェールズ。大分の地で1点差で勝利と雪辱を果たし、悲願の優勝にまた一歩前進した。

 連続トライを許すなど、前半は10―19と苦しめられた。「次の得点を取ろう」と指揮官がはっぱをかけた後半。相手の危険なプレーにより、数的有利に立った。「明らかに大きかった」と指揮官が振り返ったように、これで流れが変わった。「有利なのを生かして、点を稼ごうと思った」とロックのA・ジョーンズ主将。PGで6点差に詰め寄ると、33分に敵陣ゴール前でのターンオーバーから途中出場のNo・8モリアーティが右中間へトライ。前半、シンビンで一時退場になった男が取り返すと、SOビガーが逆転のキックを成功させて歓喜を迎えた。

 NZをしのいで一時世界ランキング1位になるなど、手応えを持って臨む通称「レッドドラゴン」。密の濃い試合を制し、このまま頂点まで突っ走る。 

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2019年10月20日のニュース