中田ジャパン、強豪オランダに快勝し5位フィニッシュ エースの石井がチームをけん引!

[ 2019年9月29日 21:43 ]

バレーボールW杯 最終日   日本3ー1オランダ ( 2019年9月29日    丸善インテックアリーナ大阪 )

オランダに勝利し喜ぶ日本
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 バレーボール女子のワールドカップ(W杯)は29日、丸善インテックアリーナ大阪とエディオンアリーナ大阪で各3試合が行われ、世界ランキング6位の日本は同7位のオランダと対戦。石井優希(28=久光製薬)の両チーム最多の22点を挙げる活躍などで、セットカウント3-1で勝利し、大阪ラウンドを3戦全勝で締め6勝5敗(勝ち点19)とし、5位で全日程を終えた。オランダは5勝6敗で8位。

 日本はこの試合はここ2戦で大活躍し、チームの流れを変えた鍋谷が先発。第1セットの序盤は勢いそのままに、オランダをリードする展開。しかし徐々に追い上げられ8-9と逆転を許してしまう。しかし鍋谷や黒後らの活躍で流れを引き戻すと、完全に日本ペースに。終わってみれば25-18と、大差で第1セットをものにした。

 第2セットは序盤からオランダのペース。しかし新鍋や石井の攻撃が要所で決まり、14-13と遂に逆転する。そこからはまさに一進一退の攻防。終盤までシーソーゲームが続く。ジュースまでもつれたこのセットだが、最後は石井のサービスエース。苦しみながらも27-25で第2セットを奪取した。

 2セットを連取し、迎えた第3セット。幸先よく5連続ポイントでスタートするも、すぐさまオランダに反撃され、7-8と逆転される。15-17の2点ビハインドの場面で監督は石川を投入。期待に応える活躍でチームを盛り上げ、21-19と逆転する。そのまま押し切り25-23で勝利…と思われたが、リクエストで日本側のワンタッチが確認され、判定が覆り、流れを引き戻せず3連続失点でこのセットを落とした。

 第4セットは序盤から意地のぶつかり合い。両チームともになかなか点差を付けられない。しかし、ここでも石川が流れを呼び込む活躍を見せ16-13と3点リードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。その後もリードを保って25―21でゲームセットを迎えた。

 中国が11戦全勝(同32)でW杯を連覇。1敗の米国が2位、3敗のロシアが3位、4敗のブラジルが4位となった。

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