山県「後に続きたい」9秒台サニブラウンから刺激、さあガトリン止めるぞ

[ 2019年5月19日 05:30 ]

陸上セイコー・ゴールデン・グランプリ大阪に出場する短距離の(左から)ケンブリッジ、桐生、ガトリン、山県、ノーマン、多田 
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 陸上のセイコー・ゴールデングランプリ大阪が19日に大阪市のヤンマースタジアム長居で行われる。男子100メートルの山県亮太(26=セイコー)は18日、有力選手とともに会場での会見に出席。サニブラウンが9秒99を出したことについて「日本のレベルが上がっているのは刺激になる。後に続きたいし、今のレベルを一つずつ上げないといけない」と表情を引き締めた。

 10秒00の自己記録を持ち、日本人2人目の9秒台の最右翼と思われた。米国留学中の20歳に先を越されたが、目標は「国内何人目」の称号ではなく、世界選手権と五輪の決勝に進むこと。今大会3連覇中の世界的な名選手のガトリン(米国)に先着すれば、夢に近づくことになる。

 「タイムや順位を出したいけど、一番は自分の走りをしてどういう結果が出るか」。セイコー社員として冠大会で勝ちたい思いも強い。今季ベストは10秒18。4月に左太腿裏の違和感を訴えここまで順調とはいかなかったが、サニブラウンの活躍を刺激に変えて、ガトリンの連覇を止める。(倉世古 洋平)

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2019年5月19日のニュース