貴景勝 再出場も黒星…カド番回避へ残り7日で5勝

[ 2019年5月19日 17:29 ]

<夏場所8日目>碧山に叩き込みで敗れ支度部屋に引き揚げる貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 大相撲夏場所8日目は19日、東京・両国国技館で行われ、再出場した新大関の貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)は小結・碧山(32=春日野部屋)にはたき込みで敗れ3敗目(3勝2休)を喫した。碧山は2勝目。

 大関の再出場は1951年(昭26)春場所の汐ノ海以来、68年ぶり。貴景勝は4日目の15日、御嶽海戦で右膝を負傷し「右膝関節内側側副靱帯損傷にて、今後約3週間の加療を要する見込み」と診断され、5日目から休場していた。高気圧酸素カプセルを導入するなど急速に回復、17日に磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受け、半月板には異常がなかったが、患部にテーピングを施して出陣した。

 この日、午後5時10分過ぎに場内に姿を現すと、観衆から声援と拍手が沸き起こっていたが、立ち合い変化した碧山にはたき込まれ、土俵に倒れた。

 貴景勝は、休場前に3勝を挙げており、残り7日で5勝すれば勝ち越しとなり、来場所のカド番は回避できるが、終盤にかけては横綱、大関との取組を控えており、手負いの新大関は試練を迎える。9日目は大関復帰を目指し7勝1敗と好調の関脇・栃ノ心(31=春日野部屋)と対戦する。

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