張本ら代表をケア 世界卓球にカウンセラー初帯同“LINE駆け込み寺”開設

[ 2019年4月22日 13:36 ]

卓球・世界選手権 ( ハンガリー・ブダベスト )

卓球日本代表の練習を見守る水島スポーツカウンセラー(撮影・吉田 剛)
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 卓球の日本代表に、世界選手権では初めてとなるスポーツカウンセラーが帯同している。水島禎行さん(46)は、選手の不安を取り除き、自信を回復させることが主な仕事。23日にシングルス初戦を迎え、男子40年ぶりのメダルを狙う張本智和(15=木下グループ)ら、代表勢の心強い存在になる。

 「メンタルコーチと違い、ボクが選手にこうしなさいと引っ張ることはありません。選手はそれぞれやり方を持っている。それがうまく行かないときにお手伝いをします」

 心理戦的要素が大きい競技ゆえ、心の持ち方でプレーが変わる。これまで、主にジュニア選手のケアをし、試合に向けての気持ちの高め方、切り替え方の助言をし、不調時の悩み相談も乗ってきた。

 対面だけでなく、無料通話アプリのLINEのメッセージでも対応するところが今風。大会が開幕した21日の練習でも、会場内からコート場の仕草や心の動きに気を配った。行き詰まった時に相談に乗ってくれる“LINE駆け込み寺”が、選手の心を支えそうだ。(ブダペスト・倉世古 洋平)

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2019年4月22日のニュース