荒磯親方 思い出の品々に感慨「一つ一つが魂を持っている」 「稀勢の里特別展」内覧

[ 2019年4月22日 19:02 ]

元横綱・稀勢の里の荒磯親方は、相撲博物館で開催される稀勢の里特別展の内覧会に参加
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 23日から東京・両国国技館内の相撲博物館で開催される「第72代横綱・稀勢の里特別展」を前に、荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が22日、内覧会に参加した。特別展には横綱土俵入りで使用した三つぞろいの化粧まわしや太刀、現役最後の場所となった1月の初場所で締めた綱、締め込み、明け荷や座布団などに加え、入門から現在に至るまでの写真パネル31点も展示されている。荒磯親方は一つ一つを眺めながら思い出を語った。

 初優勝を飾った17年初場所後に横綱に昇進。横綱を初めて締めたときについては「つけた人にしか分からない。まったく違う世界に入ったという気持ち。身が引き締まるのはこういうことかと思った。喜びもあったが、それを勝る別の感情があった」と思い返した。

 特別展は6月14日まで開催され、入場は無料(閉館日あり)。荒磯親方は「(展示品の)全てに思い入れがある。一つ一つが魂を持っている。少しでも多くの人に見ていただきたい」とPR。夏場所(5月12日初日、両国国技館)の期間中も観戦チケットがあれば入場できるとあって「自分が案内してもいい」と日本相撲協会の職務の合間を縫って説明役を務めることも考えている。

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2019年4月22日のニュース