高安 解説の兄弟子の前で大相撲トーナメント初優勝 優勝賞金250万円は「体に投資します」

[ 2019年2月10日 18:32 ]

日本大相撲トーナメント ( 2019年2月10日 )

<日本大相撲トーナメント>幕内トーナメント戦の優勝決定戦で嘉風(右)を攻める高安(撮影・郡司 修)
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 大関・高安(28=田子ノ浦部屋)が、解説を務めた兄弟子の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)の目の前で初優勝を飾った。2回戦から登場し、宝富士、千代大龍、碧山をいずれも寄り切り、順調に勝ち上がる。準決勝で栃煌山をはたき込み、決勝では嘉風を危なげなく寄り切った。

 「うれしいですね。大きい大会ですねからね。フジテレビのトーナメントはいつも成績が良くなかったので、今年こそは優勝したいという気持ちがありました」。この日は正面のテレビ解説席にスーツ姿の荒磯親方の姿があった。「見えていました」とその視線を意識しながら取組に挑んだ。

 初場所後に兄弟子が引退し部屋頭となった。同時に部屋を引っ張る責任感も大きくなった。

 「(この優勝で)勝ち癖をしっかりつけていきたい。安定した相撲をまた来場所から取れるようにしっかりやっていかないといけないですね」と春場所に目を向けた。優勝賞金250万円の使い道については「体に投資します。それが一番でしょう」と話していた。

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2019年2月10日のニュース