SP2位の高橋大輔が世界選手権へ意欲「より一層心地いいんじゃないかな」

[ 2018年12月22日 21:05 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2018年12月22日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<全日本フィギュアスケート選手権第2日>男子SP、演技を終え笑顔を見せる高橋大輔(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)で88・52点をマークし、2位発進した高橋大輔(関大KFSC)が世界選手権(3月、埼玉)の出場に意欲を見せた。5年ぶりの全日本の演技を終え、「この場所は居心地がいいな」と振り返り、「世界で闘うならより一層、心地いいんじゃないかな」と話した。

 今季現役復帰し、まずは全日本を最大目標に闘ってきたが、ここにきて世界の舞台への欲が出てきた。今年の世界選手権はさいたまスーパーアリーナで行われるが、高橋は14年の同選手権を右膝の故障で欠場。7月の復帰会見では「(14年の)世界選手権にケガで出場することができず、さっぱりとした気持ちで次に向かえていなかったんじゃないかと考えるようになった」と話していた。

 男子の枠は3で、今大会の優勝者は代表に決定。2人目は全日本の2、3位、GPファイナル出場の上位2人(宇野)、全日本終了時点での世界ランク上位3人(宇野、羽生、田中)から総合的に判断。3人目は2人目の選考に漏れた選手、世界ランク上位3人、全日本終了時点での今季ベストスコア上位3人(羽生、宇野、友野)から選考する。

 全日本出場は必須だが、過去に世界選手権3位以内の実績を持つ選手がケガなどで出られない時は、ケガなどの発生前における成績を選考基準に照らして評価し、選考する場合がある。今大会を右足首の故障で欠場した羽生は、今季スコアや世界ランクから選ばれる可能性が高い。

 高橋も3位以内で選考対象となるが、今季は国際大会への出場がなく、国際連盟(ISU)が世界選手権出場のために定める最低技術点(ミニマムポイント)を満たしていない。代表に入ったとしても、今後国際大会で条件をクリアする必要がある。

 もちろん、カギを握るのは24日のフリーだ。「100%の演技をしないと表彰台も見えない。“高橋大輔っていいな”って応援してくれる人や、たまたま見た人に思ってもらえたら」。自らの魅力を最大限に発揮した時、世界への扉が開く。

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