トヨタ自動車“雪辱”サヨナラV 延長8回タイブレーク長崎が決勝犠飛

[ 2018年11月19日 05:30 ]

日本女子ソフトボールリーグ決勝   トヨタ自動車1―0ビックカメラ高崎 ( 2018年11月18日    神宮 )

優勝し歓喜のトヨタ自動車ナイン(撮影・荻原 浩人)
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 決勝トーナメント(T)の準決勝、決勝が神宮球場で行われ、決勝はトヨタ自動車が8回タイブレーカーの末、長崎望未外野手(26)の左犠飛でサヨナラ勝ちし、2年ぶり10度目の優勝を飾った。2試合連続完封のモニカ・アボット投手(33)が決勝TのMVPに選ばれた。

 カウント1―2と追い込まれて逆に力が抜けた。8回タイブレーカーの無死一、三塁。トヨタ自動車の3番・長崎が4球目の外角直球をライナーで左翼に運ぶサヨナラ犠飛を放ち、熱戦にピリオドを打った。「(直感で)チェンジアップはないなと思って、ライズかストレートのスピードに合わせていました」。昨年は決勝に進めず涙をのんだチームを2年ぶり10度目の優勝に導いた長崎はうれしそうに振り返った。

 絶対に負けたくない気持ちは守備にも表れていた。7回2死一塁、ビックカメラ高崎・我妻が右翼線の飛球を背走しながらダイビングキャッチ。「気がついたら飛び込んで取っていた」と話したが、マウンド上のアボットが思わず右翼方向に出迎えに行くほど歓喜したプレーだった。監督2年目で初優勝を飾った中西あかね監督も、「彼女にしかできないプレーだった」と激賞した。

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2018年11月19日のニュース