クラロワLアジア・シーズン2決勝 V候補ポノスSは初戦敗退

[ 2018年11月13日 05:30 ]

プレーオフ決勝に臨んだポノスS(左)
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 スマホアプリゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(以下クラロワ)のeスポーツ「クラロワリーグ アジア」シーズン2のプレーオフ決勝が11日、都内で行われた。日本勢のポノススポーツはライキジョーンズがまさかのミスを犯してしまい、初戦で反則負け。韓国勢のキングゾーンドラゴンXが4チームのトーナメント戦を制して、世界一決定戦(12月1日、幕張メッセ)への出場権を獲得した。

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 優勝候補の本命と目されていたポノスSが思わぬ落とし穴にはまった。東南アジア代表ブレンeスポーツとの初戦、0―1で迎えた第2セット。ライキジョーンズはBAN(使用禁止)カードとして対戦相手が指定していたトルネードをデッキに組みこんでしまい、試合中に使用。大会規則によるペナルティでチームは反則負けとなった。

 試合終了後にやっと自らのミスに気づくと、硬い表情でしばし立ち尽くした。正式に判定が下された後は顔を上げることができず、仲間に促されてやっとステージを退いた。「(トルネードを使用した瞬間)相手選手の様子が変わったのは分かりました。でも“スマホ端末の電波が切れたのかな?”と…。今までしたことのなかったミスです。BANカードのことを考えていませんでした」。言い訳はせず、敗戦の責任を一身に背負い込んだ。

 ポノスSはプレーオフの結果にかかわらず、開催国枠で世界一決定戦への出場を決めていた。栄冠への道が閉ざされなかっことは唯一の救いだ。レギュラーシーズンではチーム敗戦の危機を自らの勝利で何度も救ってきたライキジョーンズ。「“自分が負けたら終わり”という戦いで負けたのは、今回が初めてでした。きょうの敗戦には意味があったんだと振り返ることができるようにしたいです」。世界最強の座に挑む舞台で名誉挽回を期す。(内匠 俊頌)

 ▼みかん坊や (世界一決定戦への出場は決まっていたが)シーズン1に続いて、シーズン2も優勝することを目標にみんなで臨みました。モチベーションは変わらなかったです。

 ▽BANカード 対戦する2人がそれぞれ1枚ずつ使用禁止カードを指定するルール。相手の得意戦術を封じることなどで、ゲームでの駆け引きや戦略性を増すことを狙う。

 ≪キングゾーン世界一決定戦へ≫ポノスSと並んで優勝候補に挙げられていたキングゾーンは実力通り世界一決定戦の切符を手に入れた。ブレンeスポーツとの決勝戦を制した瞬間、エースのXボウマスターは顔を覆って号泣。冷静沈着に勝利を重ねる普段のイメージと異なる一面を見せて「大会が始まる前は自分でも泣くとは思わなかったです」とはにかんだ。MVPに輝いたホーは「夢みたいです。今のボクがあるのは仲間のおかげです」と感謝をささげていた。

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