羽生 GP初戦Vに充実感「やっと新しいスタート切れた」

[ 2018年11月4日 23:15 ]

<フィギュアGPシリーズ・ヘルシンキ大会>男子フリー、フィニッシュで天を指さす羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦フィンランド大会は4日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(23=ANA)が世界初となる4回転トーループ―トリプルアクセル(3回転半)の連続技で着氷。フリー190・43点、合計で297・12点と、ともに今季世界最高を記録して優勝を飾った。

 今季初参戦となったGPシリーズで優勝。「やっと新しいスタートが切れた。GPシリーズ初戦で勝つことが本当にできなかった。やっと初戦で勝てた」と充実感を漂わせた。

 圧巻の演技で優勝を決めたが、決して本調子とはいえなかった。「ループジャンプは思わしくなかったし、他のエレメンツも少しずつ思わしくないところがあって、少し足にきていた。何とか戦い抜いた」。

 演技後半には、4回転トーループ―トリプルアクセルの連続技で着氷も「加点が付かないと意味がない」とキッパリ。「体操の内村(航平)さんも言っていますけど、最後はピチッと決めなきゃいけない。決めてから、自分の中で“成功した”と言えるようになる」とさらに闘志を燃やした。

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2018年11月4日のニュース