渡辺雄太がGリーグでデビュー 初戦は記録上7得点も実際は4得点 幻の3点シュート?

[ 2018年11月4日 13:04 ]

渡辺雄太(AP)
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 NBAグリズリーズと「2―WAY契約」を締結している渡辺雄太(24)が傘下のマイナー、Gリーグでの開幕戦にメンフィス・ハッスルの一員として出場。テキサス州エディンバーグの「バート・オグデン・アリーナ」で行われたリオグランデバレー・バイパーズ(ロケッツ傘下)戦に先発し、31分の出場時間で7得点、5リバウンド、4アシスト、3ブロックショット、3スティールをマークしたが、チームは102―119(前半45―62)で敗れて初戦を白星で飾ることはできなかった。

 ただし第2Qの3分41秒に記録された3点シュートは渡辺のアシストでチームメートのブランドン・グッドウィン(23)が右サイドから決めたもので、しかも直後に2点に修正された1本。実際にGリーグの初得点となったのは第3Qの3分7秒にゴール下正面で放ったシュートで、第4Qの10分22秒にはオフェンス・リバウンドを拾って4得点目をマークした。

 実際のフィールドゴール(FG)成功数は11本中2本で、3点シュートは4本すべて失敗。10月27日にグリズリーズでNBAデビュー(対サンズ)を果たし2得点を記録していたが、Gリーグでのデビュー戦では得点は伸びなかった。

 それでも守備面では奮闘。ブロックショットとスティールをそれぞれ3つマークしただけでなく、相手のポイントガードで1メートル80のアンヘル・ロドリゲス(25)がトップの位置で試みたドライブインを1対1で抑え込むなど、2メートル6のフォワードとしては多彩で機能的なディフェンスを見せた。

 同じく先発し、ドラフト全体32番目に指名されたガードのジェボン・カーター(23)の出場時間帯(32分)でのチームスコアはマイナス17点。しかし渡辺はマイナス2点で、点差は開いたものの試合の流れは作っていた。

 NBA傘下のGリーグは27チームで構成され、ハッスルは今季が2シーズン目。昨季はバイパーズが29勝21敗でハッスルは21勝29敗だった。

 なおハッスルは5日にサウスダコタ州スーフォールズでスーフォールズ・スカイフォールズと第2戦を行う。

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2018年11月4日のニュース