立命大 開幕6連勝、粘る京大突き放す アメフット関西学生L

[ 2018年11月4日 05:30 ]

<立命大・京大>第4Q、立命大・立川がタッチダウンを決める(撮影・岩崎 哲也)
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 アメリカンフットボールの関西学生リーグは3日、大阪市のキンチョウスタジアムで2試合を消化した。立命大は前半こそ10―7と苦しんだものの、後半にTE成田光希(4年)とRB立川玄明(2年)がTD。粘る京大を突き放し、開幕6連勝とした。4日には、全勝の関学大と1敗の関大が大阪府吹田市の万博記念競技場で激突する。

 主将の安東は、試合後のハドルで全部員を前にして泣いていた。開幕からの連勝を6に伸ばしたうれし涙でも、不甲斐ない内容の悔し涙でもない。「関学大の話をすると、いつも泣けてくるんです」。2018年のスローガンは「PASSION(情熱)」。体現する闘将は、決戦2週間前に感極まっていた。

 同じく難敵の京大戦。試合前、古橋由一郎監督は全員を集め、目を閉じて神経を集中するように命じた。「練習で浮ついた空気だったので」。前半は10―7。どんなに苦しんでも、宿敵と顔を合わせるまでに黒星は許されない。後半に突き放した。

 1年前、リーグ戦で関学大との全勝対決を制しながら、甲子園ボウルの西日本代表決定戦で敗れた。「あんなに悔しいことはない。今年は5回でも6回でも勝ちます」。安東の熱さが最大の強みだ。

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2018年11月4日のニュース