豊ノ島 6勝1敗 2年ぶり関取復帰確実で化粧まわしの「カビが心配です」

[ 2018年9月22日 15:46 ]

大相撲秋場所14日目 ( 2018年9月22日    両国国技館 )

<秋場所14日目>鏡桜をすくい投げで下す豊ノ島(左) (撮影・ 久冨木 修)
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 西幕下筆頭の豊ノ島(35=時津風部屋)が鏡桜に勝ち、6勝1敗の好成績で秋場所の相撲を終えた。16年7月に左アキレス腱を断裂。幕下での苦節2年を経て、九州場所での再十両は確実だ。

 今場所は、負傷前に得意としていた土俵際での粘りや、受けながら態勢を作って逆転する相撲よりも、前に出る力強い取り口が多かった豊ノ島。この日は、くるくると軽快に土俵上を回りながらの勝利。報道陣から「牛若丸みたいですね」と聞かれると「そうですかね」と照れ笑いし、「最後に自分らしい相撲かな」と目を細めた。

 関取復帰で、土俵入りで必要になる化粧まわしの保存状態を聞かれると「カビが心配です」。

 元三役。今年初場所でふくらはぎを肉離れしたときには「引退するときって、こういう感じなのかな」と不安と覚悟を持って復活。十両を通過点にし、目標はあくまで幕内復帰だ。

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