勝ち越し決めた炎鵬 混戦の十両優勝「密かに狙ってます」

[ 2018年9月21日 15:32 ]

大相撲秋場所13日目 ( 2018年9月21日    両国国技館 )

 白鵬がスカウトした十両・炎鵬(23=宮城野部屋)が初めて十両での勝ち越しを決めた。千代ノ皇を突き落として8勝目。新十両の春場所は4勝が精いっぱいだったが、成長を見せつけて「精神的にもひと回り大きくなったと思う」と胸を張った。

 稽古でも胸を合わせたことのある相手で、引きを警戒しながら、動き回り、膠着(こうちゃく)状態となった場面で技ありの一撃。「押し切れないかなと思った。(攻めて)来るまで(待って)タイミング良く」と振り返った。

 十両は徳勝龍ら4敗がトップで並び、展開次第では1差で追う炎鵬にも優勝のチャンスが訪れる。兄弟子の白鵬が単独トップで41度目の優勝に突き進む中、ダブル歓喜の可能性はゼロではない。23歳の小兵は「密かに狙っています」と不敵に笑った。

続きを表示

2018年9月21日のニュース