バックスが地元ミルウォーキーで連勝 アデトクンボが残り5秒に勝ち越しのティップイン

[ 2018年4月23日 08:15 ]

27得点を挙げたバックスのアデトクンボ(AP)
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 東地区全体7位のバックスは22日、地元ミルウォーキーで2位セルティクスに104―102(前半51―35)で競り勝って2勝2敗。敵地ボストンでの2試合は連敗したが、ホームで白星を2つ並べた。

 試合は前半で16点、第3Qの4分23秒で20点をリードしながら第4Qに入って苦戦。残り34秒、セルティクスの新人ジェイソン・テータム(21)に正面からジャンプシュートを決められて99―100と1点をリードされた。このあとバックスは昨季の新人王、マルコム・ブログドン(25)が右のコーナーから3点シュートを決めて再び勝ち越したが、残り30秒にセルティクスのアル・ホーフォード(31)がフリースローを2本とも成功させてスコアは102―102となった。

 ここからのプレーでバックスはブログドンによるドライブインを選択。しかしレイアップはリングに弾んで外れてしまった。そこに2メートル11のアデトクンボが突進。テータムとの競り合いを制し、左手で押し込んでボールはリングの中を通過した。セルティクスは最後のプレーでフォワードのマーカス・モリス(28)がジャンプシュートを放ったがリングに嫌われて試合終了。アデトクンボは27得点、クリス・ミドルトン(26)は23得点を稼ぎ、ベンチから出たジャバリ・パーカー(23)も16得点を記録するなどチーム一丸となった戦い方で勝利を収めた。

 カイリー・アービング(26)を膝の故障で欠くセルティクスは2季目のシューティング・ガード、ジェイレン・ブラウン(21)が34得点、テータムが21得点をマークするなど若手の奮闘で20点差のビハインドから勝機を築いたが惜敗。アービングの代役として先発のポイントガードで起用されているテリー・ロジアー(24)は10得点と8アシストに終わった。

 ロジアーはボストンでの2試合ではともに23得点をマークし、フィールドゴールの成功率は46・9%を記録。しかし敵地ミルウォーキーでの2試合はバックスの執ようなマークにあって9得点と10得点に抑えられ、FG成功率はロード2戦の平均で26・3%にまで低下。チームが抱える最大の弱点をバックスに徹底して突かれる結果となった。

 なおこのシリーズの第5戦は場所をボストンに移して24日(日本時間25日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(41・4%)、バックス(52・1%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(34・5%)、バックス(43・5%)

 ▼FT成功率=セルティクス(80・0%)、バックス(75・0%)

 ▼リバウンド=セルティクス(43)、バックス(36)

 ▼アシスト=セルティクス(22)、バックス(24)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(9)、バックス(10)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(6)、バックス(12)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(34)、バックス(46)

 ▼ベンチスコア=セルティクス(15)、バックス(31)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ブラウン(セルティクス=34)、アデトクンボ(バックス=27)

 ▼チーム最多リバウンド=ベインズ(セルティクス=11)、アデトクンボ、パーカー(バックス=7)

 ▼チーム最多アシスト=ロジアー(セルティクス=8)、アデトクンボ、ブレッドソー(バックス=5)

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