刑事、はぐれた２０位発進「僕のミス。これが五輪なんだ」

平昌冬季五輪   フィギュアスケート男子ＳＰ （ 2018年2月16日    韓国・江陵アイスアリーナ ）

男子ＳＰ、気迫の滑りを見せる田中刑事
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　緊張感にのまれた。初出場の田中は冒頭の４回転サルコーで転倒。その後は持ち直したが２０位と出遅れ「スタートからいい動きができたらよかった。勢いに乗っておきたかった」と肩を落とした。

　団体戦のフリーでも不発だった４回転サルコー。前日練習では成功させる場面もあったが「全然違う雰囲気だった」と団体戦とは異なる、張り詰めた空気に動きが硬くなった。「緊張感に勝てなかったかな。僕のミスです。ワクワクっていうよりも、これが五輪なんだ」と舞台の大きさを改めて痛感した。フリーでは３本の４回転ジャンプを予定している。「しっかり決めたい。緊張感に打ち勝つような、イキイキとした滑りを」と名誉挽回に燃えていた。