野口啓代 東京五輪でカギ握るスピード強化へ海外合宿「がっつりやりたい」

[ 2018年2月1日 15:12 ]

シーズン開幕を前に会見したスポーツクライミングの(左から)藤井、野口、楢崎
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 20年東京五輪で行われるスポーツクライミングの有力選手が1日、都内で会見し、女子の野口啓代(28=茨城県連盟)がスピードの強化プランを明かした。

 五輪はボルダリング、リード、スピードの3種目複合で実施。野口はボルダリングのW杯で4度の年間優勝、リードも日本選手権優勝などトップレベルだが、日本の競技人口が少ないスピードは、まだ練習不足の状態という。

 今季初戦となるボルダリングのジャパンカップ(3、4日、駒沢屋内球技場)を終えると、6〜21日にオーストリア・インスブルックでスピード強化の合宿を行う。「約2週間、がっつりスピードのトレーニングをやりたい」。9月の世界選手権もインスブルックで行われ、同じ会場で汗を流す。「世界選手権に向けた、いい予行演習にもなると思う」。今季はスピードでW杯にも参戦を予定している。

 男子の楢崎智亜(21=栃木県連盟)は「順位を気にしすぎてきつかった」という昨季の反省から、「自分が満足する登り」を今季のテーマに掲げる。ジャパンカップで男子3連覇が懸かる藤井快(25=東京都連盟)は、「3連覇が目標だけど、日本のレベルは高いので予選からし烈な戦いになる」と気を引き締めていた。

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2018年2月1日のニュース