大坂なおみ 3年連続初戦突破 ブレークチャンス全て仕留めた

[ 2018年1月17日 05:30 ]

全豪オープンテニス第2日 ( 2018年1月16日    オーストラリア・メルボルンパーク )

全豪女子シングルス1回戦を突破した大坂なおみ
Photo By 共同

 女子シングルス1回戦で世界ランキング72位の大坂なおみ(20=日清食品)は世界250位のクリスティナ・クコバ(27=スロバキア)を7―5、6―2で下し、3年連続で初戦を突破した。2回戦で第16シードのエレーナ・ベスニナ(31=ロシア)と対戦する。世界101位の奈良くるみ、96位の日比野菜緒は敗退した。男子シングルス1回戦では世界96位のダニエル太郎が逆転負け。右肘故障から約半年ぶりに復帰した元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は2回戦に進出した。

 初出場した2年前に3回戦に進出した相性のいい全豪の舞台で、大坂が実力を示した。計5度のブレークチャンスは全て一発で仕留め、K・クコバに主導権を渡さず「第1セットで4―1から追い付かれてもポジティブさを失わずに戦うことを心掛けた」。4大大会の雰囲気にも慣れ、重圧のかかる初戦を難なく乗り切った。

 1回戦の自己採点は「(10点満点で)メンタルは8点、テニスは6・5点」とやや辛口だったが、攻めと守りのバランスを考え、試合を組み立てた。今季からはS・ウィリアムズ(米国)らトップ選手を指導した実績があるサーシャ・ベージン・コーチに師事。「いつも強く打つ必要はない。安定感を身に付ければもっといい選手になれる」との助言を受けているそうで、その教えを実践した。

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2018年1月17日のニュース