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貴ノ岩、初場所を休場 診断書に「頭部打撲を避ける必要あり」

昨年の九州場所に続き初場所も休場する貴ノ岩
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 日本相撲協会は12日、十両・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)ら関取3人の大相撲初場所(14日初日、両国国技館)休場を発表した。暴行事件の被害者の貴ノ岩は、「頭部外傷」などと記された診断書をこの日までに提出した。同日、取組編成会議も開かれ、初日と2日目の取組を決定。横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)は初日に貴景勝、2日目に北勝富士の挑戦を受け、横綱・白鵬(32=宮城野部屋)は初日に阿武咲と当たる。

 貴ノ岩は、この日までに初場所の休場届と「頭部外傷、頭皮裂創痕、右乳突蜂巣(ほうそう)炎痕」との診断書を提出した。摘要には「繰り返す頭部打撲は、慢性硬膜下血腫発症の危険性を増すため、受傷後約3カ月程度は頭部打撲を避ける必要があり」と添えられた。

 協会は昨年12月20日の理事会で、診断書提出と引き換えに、貴ノ岩が初場所で全休しても幕下に転落させない救済措置を決定。条件を満たしたことで、来場所の幕下への転落は回避されたことになる。また、協会はこれまで慣例だった休場のための診断書提出を義務化していたが、提出期限としたのは本場所3日目の昼まで。時間的余裕はあったが、迅速に提出したことで“雑音”をシャットアウトする格好になった。

 一方で、全休した昨年11月の九州場所で提出された診断書は「全治2週間程度」とされていたが、今回は「約3カ月」と記された。医療ジャーナリストで医師の森田豊氏は、2通を比較し「基本的な違いはない」と指摘する。同氏は「(前回の)2週間程度というのは、デスクワークなど一般的な仕事に復帰することを想定したもの」と解釈。危険性を指摘された硬膜下血腫が「頭部外傷をきっかけに受傷後1、2カ月で起こることが多い」と説明。就業まで約3カ月とされた貴ノ岩の“経過観察期間”については「現状は良好だと思われますが、職業的な背景を考え、親切な書き方だと思います」と総評した。

 貴ノ岩は今月4日には本紙の取材に「少し体を動かしてます」と明かしている。暴行事件で長期間、土俵を離れたが、復帰への環境は整いつつある。

[ 2018年1月13日 05:30 ]

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