大迫、日本勢最高3位!日本歴代5位の好記録 上門&竹ノ内とGC出場権獲得

[ 2017年12月3日 14:16 ]

福岡国際マラソンで、2分7秒19で日本人トップの3位でゴールした大迫傑
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 20年東京五輪の男女マラソン選考大会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の選考会を兼ねた、福岡国際マラソンは3日、福岡市内の平和台陸上競技場発着で行われ、2度目のマラソンとなった大迫傑(26=ナイキ・オレゴンプロジェクト)が2時間7分19秒で日本勢最高の3位に入り、GC出場権を獲得した。大迫は自己ベストを大幅に更新し、日本歴代5位の好記録をマークした。

 ソンドレノールスタッド・モーエン(26=ノルウェー)が2時間5分48秒で初出場初優勝。上門大祐(23=大塚製薬)が2時間9分27秒で6位(日本勢2位)、竹ノ内佳樹(25=NTT西日本)が2時間10分1秒で7位(日本勢3位)となり、大迫とともにGC出場権を得た。公務員ランナー・川内優輝(30=埼玉県庁)は9位、初マラソンの「3代目山の神」神野大地(24=コニカミノルタ)は13位だった。

 レースは折り返しを前に川内、神野らが先頭集団から遅れ、佐藤悠基(31=日清食品グループ)、深津卓也(30=旭化成)、竹ノ内も30キロ手前で脱落。日本選手で先頭集団に残ったのは国内初マラソンの大迫のみとなった。4人の先頭集団から35キロ過ぎにモーエンが仕掛けて先頭に。大迫はスティーブン・キプロティク(28=ウガンダ)に抜かれたが3位で踏ん張り、そのままゴールのテープを切った。

▽マラソン日本代表の選考方法 19年秋以降に開催予定の「グランドチャンピオンシップ(GC)」で男女各2人を決定。残る1枠は19年冬から20年春までの男女各3大会「GCファイナルチャレンジ」の記録最上位に決まる。今夏から19年春まで行われる「GCシリーズ」で大会の条件をクリアすることでGC出場権を得る。ワイルドカードとして国際陸連公認競技会で条件を満たすことでもGC進出が決定する。今年8月に行われた北海道マラソンで、男子の村沢明伸(26=日清食品グループ)、女子の前田穂南(21=天満屋)がGC出場権を獲得している。

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