自転車競技連盟 ブリヂストンと機材共同開発へ 東京五輪へオールジャパン体制で金メダル狙う

[ 2017年10月10日 17:08 ]

 日本自転車競技連盟は10日、都内で会見を開き、世界最大手のタイヤメーカー、ブリヂストンと日本チームの機材を共同開発すると発表した。これまでは海外メーカーで戦う選手も多かったが、東京五輪に向け機材も含めてオールジャパン体制で金メダルを狙っていく。

 同社やグループ会社のブリヂストンサイクルが日本チームに開発、供給するのは「ケイリン」「スプリント」「チームスプリント」のトラック3種目。ブノア・ヴェトゥ日本代表短距離監督は「日本製の自転車を使うのは選手の誇りにつながる」と話した。

 開発規模や時期などは「詳細は競争なので差し控える」(関口匡一ブリヂストンサイクル社長)としたが、中野浩一選手強化委員長やヴェトゥ監督らの意見を取り入れながら試作品を制作中だという。中野選手強化委員長は「1年前くらいまでに使える状態になればと思う」と展望した。

 以前からブリヂストン側に機材の提供を熱望していたという橋本聖子会長は「機材も日本のもので戦うことでオールジャパンで東京五輪を迎えられる。魂の入った強化をしたい」と意気込みを語った。

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2017年10月10日のニュース