村上 日本女子初の床運動金メダル!日体大同期の白井に続いた

[ 2017年10月9日 05:30 ]

体操世界選手権で日本女子初の床運動金メダルに輝いた村上(AP)
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 体操・世界選手権最終日は8日、カナダ・モントリオールで種目別決勝が行われ、女子床運動で村上茉愛(21=日体大)が14・233点で、金メダルを獲得した。日本勢の金メダルは54年ローマ大会で平均台を制した田中(現姓池田)敬子以来、2人目。床運動の優勝は初めてとなった。

 6日の個人総合では金メダルも狙える状況で、平均台で落下して4位。試合後は号泣して「種目別だけでも金メダルを」と意気込んでいた。この日は種目別決勝の平均台を13・066点の4位で終え、勝負の床運動へ。H難度の「シリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)」を完璧に止め、ダイナミックさと大人っぽさを融合。最初に演技した村上を誰も上回れず、世界の頂点に立った。五輪翌年で休養する有力選手も多く、同種目予選トップのスミス(米国)が決勝を棄権するなどの幸運も生かした。

 寺本明日香(21=中京大)は平均台で12・966点で6位だった。

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