出てこい!ロック ジョセフHC3戦連続で先発入れ替え

[ 2017年5月5日 17:21 ]

香港戦を翌日に控え、日本代表の前日練習中に日本ラグビー協会の薫田真広男子15人制強化責任者(右)と話し込むジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(中央)
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 ロックよ出てこい!ラグビー日本代表は5日、6日に東京・秩父宮ラグビー場で行われるアジア選手権第3戦の香港戦に向けて、会場で前日練習を行った。勝てば1試合を残して優勝が決まる一戦に向け、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは先発メンバー8人を変更。中でもロックは3戦連続で先発が入れ替わっており、「今いる選手にチャンスを与えた。枠は空いている」と世界ランク4位のアイルランドなどと対戦する6月に向けて選手たちの競争を促した。

 現在、日本代表と並行して活動しているスーパーラグビーのサンウルブズでは、リアキ・モリ、サム・ワイクス(コカ・コーラ)ら現段階で日本代表資格を持たない外国人選手が活躍している。6日(日本時間7日)のジャガーズ戦(ブエノスアイレス)では日本国籍を取得済みのヘル・ウヴェ(ヤマハ発動機)が先発し、真壁伸弥(サントリー)がリザーブ入り。順当ならこの2人は6月の日本代表に選出されるとみられるが、それでも枚数は不足している。

 昨年11月の日本代表では、FW18人中4人がロックの選手だった。6月も最低4人のロックが選出されるとみられるだけに、アジア選手権日本代表のロック陣には大きなチャンスがある。今回先発する小滝尚弘(東芝)、アニセ・サムエラ(キヤノン)、リザーブの谷田部洸太郎(パナソニック)に加え、メンバー外の宇佐美和彦(パナソニック)、大戸裕矢(ヤマハ発動機)を含めた争いは、最終戦となる13日の香港戦(香港)まで続く。

 誰が勝ち残るか。内なる争い第3ラウンドのゴングが鳴らされる。

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2017年5月5日のニュース