勇太、飛距離イ〜グル!15番パー5でぶっ飛び358ヤード 楽々2オン

[ 2017年4月5日 05:30 ]

男子ゴルフ・マスターズ ( 2017年4月6日    オーガスタ )

15番、ティーショットを放つ池田
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 男子ゴルフの海外メジャー第1戦マスターズは6日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。6年ぶり3度目出場の池田勇太(31=フリー)は3日、世界ランキング3位のジェーソン・デー(29=オーストラリア)、88年マスターズ優勝者サンディ・ライル(59=英国)とともに9ホールをラウンド。15番でイーグルを奪うなど、好調ぶりをアピールした。

 午前8時にインの第1組でスタートした池田はデー、ライルと同組で9ホールを回った。

 530ヤードの15番パー5では、追い風に乗せて358ヤードのビッグドライブをフェアウエーに運ぶと残り172ヤードから8Iで2オンに成功。「入っちゃったという感じだね」と10メートルのパットを沈めてイーグルを奪取。喝采に手を上げて応えた。

 続く16番、池越えのパー3では練習ラウンド恒例の水切りショットに挑戦しスタンドを沸かせた。デーとはプレーの合間に会話。両者が出場した11年マスターズの話題で盛り上がった。

 ホールアウト後は「朝早かったので、練習せずにスタートしたけど(感触は)そんなに悪くない。デーは凄くナイスガイ。初めて回ったけど、良い経験になった。ライルは(59歳の割に)飛ぶね」と満足そうに話し、練習場に向かった。

 マスターズに向けて準備してきたクラブにも手応えを感じた。1Wはキャロウェイの「GBB EPIC Sub Zero」を使用してきたが、2週前のデル・マッチプレーからテーラーメイドの「M1 440」を投入した。この日も飛ばし屋のデーに劣らない飛距離をマーク。「今のところ、これが一番合っている。あとは試合モードでどれだけ飛距離が出るか」とうなずいた。

 アイアンは昨年も使ったヨネックス「N1―CB」のまま。ただ球が沈む洋芝のフェアウエーが多い米ツアー対策として加工を施した。球を拾いやすくするためソールのリーディングエッジ付近の丸みを削りシャープにした。1月からテストを開始し、フィーリングが完璧に近づいてきたという。

 「マスターズが、山の頂点ということは自分で分かっている」。ピークを合わせてきた舞台の幕開けはまもなくだ。

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2017年4月5日のニュース