宇野 “目標”羽生へ尊敬の念も…ライバル心「負けたくない」

[ 2017年4月5日 05:30 ]

会見を終え、笑顔で銀メダルを披露する宇野
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 世界選手権で2位となり、初めて表彰台に立った宇野昌磨(19=中京大)も成田空港に帰国。わずか2・28点差で及ばなかった羽生の存在について「現時点ではやはり目標であることには変わりない」と尊敬の念を口にした一方で「勝てないというより負けたくないと考えています。勝ちたいとも少し考えています」とライバル心ものぞかせた。

 来季は五輪の金メダルも視野に入れた戦いが始まる。「今回はショート、フリーともにベストの演技をした上で羽生結弦選手には全然かなわなかった。(羽生が)ショートを失敗したこと込みでも勝てなかったことに関して、まだまだ実力不足だなと感じている」と目指す領域は高い。

 今大会のエキシビションの練習では初めて4回転ルッツも試し「ループ、トーループ、フリップの時のようなしっくりする感じがルッツには感じられる。練習はしていきます」と4種類目の4回転ジャンプに手応え十分。「4回転を多く跳ぶ人、4回転をよりきれいに跳ぶ人が点数が伸びる。本当に極めた人が頂点に立つと思う」。「羽生超え」に向け、19歳は来季も常に攻め続ける。

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2017年4月5日のニュース