葛西、また風に泣き50位…2日連続2回目進めず「散々な試合」

[ 2017年2月13日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子札幌大会最終日 ( 2017年2月12日    札幌市大倉山ジャンプ競技場 )

空中で体勢を崩し、落下した葛西
Photo By スポニチ

 個人第19戦(ヒルサイズ=HS137メートル)が行われ、44歳の葛西紀明(土屋ホーム)は1回目に空中でバランスを崩し、81メートルと失敗。2戦連続で上位30人による2回目に進めず、50位に終わった。日本勢は伊東大貴(雪印メグミルク)が2回とも128メートルを飛び、216・7点で8位となったのが最高。カミル・ストッホ(ポーランド)が通算21勝目を挙げた。

 レジェンドがまたも風に泣かされた。1回目、葛西が空中に飛び出した直後、強風を受けてバランスを崩し81メートル地点に落下。「ケガをしなくて良かった。もともと左のスキーが下がる癖がある。そこに風が当たった」と分析した。試合前にはテレビ中継のゲストで訪れたレスリング女子の吉田沙保里と対面。吉田が獲得したロンドン五輪の金メダルを触りパワーをもらったというが、「スーパーレジェンドに会えてうれしかったが、パワーがありすぎて僕には抑えられなかった」と冗談を交え、苦笑した。

 前日の個人第18戦は良い風をもらえず失速。地元札幌のW杯で2戦連続2回目に進めないという屈辱に「散々な地元の試合。しょんぼり帰ります」と肩を落としたが、五輪プレ大会として開催される次戦W杯(15〜16日、韓国・平昌)に向け、「運は平等にある。次頑張ります」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年2月13日のニュース