18歳飯田、リオ銅のマレ下しGS初制覇

[ 2017年2月13日 07:41 ]

 柔道の世界選手権(8〜9月・ブダペスト)代表選考会の一つとなるグランドスラム(GS)パリ大会最終日は12日、男女計7階級が行われ、男子100キロ級で東京・国士舘高3年の18歳、飯田健太郎が決勝でリオデジャネイロ五輪銅メダルのシリル・マレ(フランス)に優勢勝ちし、GS初制覇を果たした。

 飯田は得意の内股を中心とした攻撃力がさえ、6試合を勝ち抜いた。

 同100キロ超級では王子谷剛志(旭化成)が七戸龍(九州電力)を決勝で下して優勝。同90キロ級の長沢憲大(パーク24)は3回戦で敗退。女子は78キロ超級で20歳の朝比奈沙羅(東海大)がリオ五輪3位の山部佳苗(ミキハウス)を破り、70キロ級の新井千鶴(三井住友海上)とともに頂点に立った。78キロ級の佐藤瑠香(コマツ)は準優勝で、70キロ級の新添左季(山梨学院大)は7位。今大会の日本勢は男子が5階級、女子が2階級を制した。

 大会は「有効」と「合わせ技一本」を廃止し、男子の試合時間を5分から女子と同じ4分に短縮するなど、大幅に変更した新ルールで行われた。(共同)

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2017年2月13日のニュース