年寄名跡証書の預かり証なし…春日山親方の契約は保留に

　日本相撲協会は２６日、年寄総会で各親方と人材育成業務の委託契約を結び直したが、年寄名跡証書の預かり証を保持していない春日山親方（元幕内・浜錦）の契約は保留となった。

　先代親方の岩永祥紀氏（元幕内・春日富士）に年寄名跡証書の引き渡しを求めた訴訟はこの日、東京高裁で和解協議が行われたが、和解に至らず。次回の協議は来年１月１６日で、同親方は同日まで契約を猶予してもらうよう年寄総会で求め、それが認められた。和解できなかった場合は退職する考えを示した。