葛西 空回り26位…505戦目「気合入りすぎたかな」

[ 2016年12月6日 05:30 ]

男子個人第3戦 ジャンプ台に向かう葛西紀明。26位に終わった
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 ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第3戦(ヒルサイズ=HS140メートル)が4日、ドイツ・クリンゲンタールで行われ、日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)の26位が最高と振るわなかった。葛西は130・5メートル、129・5メートルの合計245・9点だった。開幕戦を制したドメン・プレブツ(スロベニア)が286・9点で今季、通算とも2勝目を挙げた。竹内択(北野建設)は29位、伊東大貴(雪印メグミルク)と作山憲斗(北野建設)はともに2回目に進めず、それぞれ33位、40位に終わった。

 葛西のW杯通算505試合目は26位に終わった。2回目はK点(125メートル)を4・5メートル越えるにとどまり、1本目16位から順位を下げた。44歳のベテランは「505(の数字)で気合が入っていたけど、入りすぎたかな」と苦笑いした。今季は11月下旬の開幕戦(ルカ=フィンランド)から助走路の滑りで試行錯誤が続いている。ただ「感触は毎日良くなってきている」と表情に暗さはない。「助走の滑りを安定させればいいジャンプができる」とリレハンメルで挑む506試合目を見据えた。

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2016年12月6日のニュース