新国立、本体工事開始 1年2カ月遅れ 19年11月末に完成へ

[ 2016年12月1日 19:40 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の本体工事が1日、始まった。事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が明らかにした。白紙撤回された旧計画は昨年10月着工予定だったが、約1年2カ月遅れて本格的な建設に着手した。11日に着工式典を行う。

 JSCによると、11月29日に東京都への建築確認申請の手続きが完了した。工期は約36カ月を見込んでおり、19年11月末に完成する予定。

 政府は昨年12月の関係閣僚会議で、大成建設、梓設計と建築家の隈研吾氏が手掛けた案の採用を決定。JSCはことし10月、同建設などの共同企業体(JV)と約1490億円の工事契約を締結し、設計作業や周辺工事を進めていた。

続きを表示

2016年12月1日のニュース