リオ銅の奥原、涙の途中棄権…右肩痛「出られる状況ではなかった」

[ 2016年12月1日 12:00 ]

全日本総合選手権2回戦で途中棄権し、会見で涙する奥原希望
Photo By スポニチ

 バドミントンの全日本総合選手権第3日は1日、東京・代々木第2体育館で行われ、女子シングルス2回戦で前年覇者でリオ五輪銅メダルの奥原希望(21=日本ユニシス)が右肩痛のため途中棄権した。全日本社会人王者の鈴木温子(ヨネックス)相手に、第1ゲームを23―25で落とし、第2ゲームの2―11となった時点でリタイアを申し入れた。

 奥原は9月のヨネックス・オープンで右肩を負傷し、11月半ばの中国オープンでも途中棄権していた。今大会は症状の悪化を避けるため、強打を使わないことをチーム内で約束していた。前日の1回戦は辛勝したが、2回戦では強振する場面が増えたため、日本ユニシスの小宮山元・女子監督は「正直出られる状況ではなかった。これ以上悪化させることはできないのでストップさせた」と説明した。

 奥原は「棄権という形で全日本が終わて凄く悔しい。高校生の時に初めて出てからここの舞台は特別だった。最後まで戦いたかった」と無念の涙を流した。スーパーシリーズファイナル出場を逃している奥原にとっては今大会が今年最後の大会。辛いシーズン終了となった。

続きを表示

2016年12月1日のニュース