彩香イーグルで日本決勝Rへ 美香采配が的中

[ 2016年7月25日 05:30 ]

米女子ゴルフ団体戦でバーディーを奪いガッツポーズする渡辺彩香

米女子ゴルフツアー インターナショナル・クラウン最終日

(7月23日 米イリノイ州ガーニー メリット・クラブ=6668ヤード、パー72)
 サスペンデッドとなった第3ラウンドの残りと決勝ラウンド進出をかけたプレーオフが行われ、通算4点でB組3位の日本は同3位のタイ、A組3位の中国とのプレーオフに突入。予選と同じフォアボール形式での争いに渡辺彩香(22=大東建託)、野村敏京(23=フリー)が出場し、渡辺が1ホール目でイーグルを奪って同日の決勝ラウンド進出を決めた。

 16番パー5を使ったプレーオフ1ホール目。渡辺が放ったピン左10メートルのイーグルパットはカップの左縁から最後の一転がりで沈んだ。タイのアリヤ・ジュタヌガーンがカラーから10メートルのイーグルトライを外し、日本の勝ち抜けが決定。ヒロインは「アリヤもチャンスにつけていたので絶対に入れないといけないと思っていた。1ホール目で決まって良かった」と白い歯をこぼした。

 前日は米国相手に宮里美、野村組、渡辺、鈴木組とも敗れ、グループリーグでB組3位が決定。同3位のタイ、A組3位の中国とのプレーオフに回った。キャプテンの宮里美が「プレーオフは長いホールでやるので飛距離を生かしてほしい」と渡辺、野村を送り込んだ作戦が的中した。大会は第3ラウンドの勝ち点にシングルスの勝ち点を加えて争う。期待に応えた渡辺は「思いっきりやりたい」と意気込んだ。

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2016年7月25日のニュース