ジカ熱記者会見「8月にはリオ安全」五輪大会組織委

[ 2016年6月9日 05:30 ]

 リオデジャネイロ五輪の大会組織委員会は7日、ブラジルなど中南米で感染が広がるジカ熱に関して記者会見し、医事責任者のジョアン・グランジェイロ氏が「発生数は着実に減っている。五輪が開かれる8月のリオデジャネイロは非常に安全だ」と保証した。

 リオデジャネイロ州保健局の調べで、発生数は今年最高だった2月下旬の約4000件から下がり続け、5月は500件を下回ったという。同氏は「寒くて湿度が低い7~9月は(ウイルスを媒介する)蚊の繁殖に不適で、ジカ熱の発生数はゼロに近くなる」と説明した。同氏はまた、大会中は保健機関が五輪関連会場を毎日巡回し、蚊の繁殖を事前に防ぐ対策を進めると明らかにした。

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2016年6月9日のニュース