12年ロンドン五輪の再検査 5競技、計23選手が陽性

[ 2016年5月27日 23:11 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は27日、2012年ロンドン五輪のドーピング検査で採取した265件の検体を最新の分析技術で再検査した結果、5競技で6カ国・地域の計23選手が陽性反応を示したと発表した。予備のB検体も陽性で違反が確定すれば、8月のリオデジャネイロ五輪に出場できない見通しとなった。現段階で選手名は公表していないが、関係の国内オリンピック委員会(NOC)に近く通知する。

 IOCのバッハ会長は「違反者はリオ五輪から排除したい。こうした再検査の結果はドーピングと断固として戦うわれわれの決意を示している」とコメントした。

 IOCは08年北京とロンドン両五輪の検体でリオ五輪出場の可能性が高い選手に絞って再検査を実施。北京五輪では454件の検体を再検査した結果、6競技で12カ国・地域の計31選手が陽性反応を示した。27日、さらにもう一つ異常な数値の検体が出たと公表した。(共同)

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