錦織、マスターズ初制覇へ辛勝発進!次戦は苦手ガスケと対戦

[ 2016年5月4日 22:30 ]

初戦となる男子シングルス2回戦でリターンする錦織圭

 テニスのマドリード・オープンは4日、マドリードで行われ、男子シングルス第6シードの錦織圭(26=日清食品)は初戦となる2回戦で、世界ランキング31位のファビオ・フォニーニ(28=イタリア)と対戦。6―2、3―6、7―5で競り勝ち、3回戦に駒を進めた。

 フォニーニとは2011年の全豪オープン以来2度目の対戦で、その時は6―1、6―4、6―7、6―4で勝っている。クレーコートでは初の対戦だったが、この大会で2年前に準優勝、昨年4強入りしている錦織が立ち上がりから主導権を握った。

 第1セット第1ゲームでいきなりブレークに成功。続く第2ゲームは相手にブレークポイントを握られながらもキープすると、第3ゲームは5度のジュースの末にブレーク。第4ゲームを楽々とキープして4ゲーム連続奪取。第6ゲームのブレークバックのピンチをしのいで6―2で押し切った。

 続く第2セットはお互いのサービスゲームをキープする展開。第2、第6ゲームとブレークポイントを握られながらピンチをしのいだ錦織だったが、第8ゲームでフォニーニにブレークを許し、このセットを3―6で失ってしまう。

 第3セットは1―1の第3ゲームで0―40からキープしたものの、第7ゲームでは15―40から痛恨のダブルフォルトでブレークを許し、第8ゲームで3―5と追い込まれる。それでも4―5の第10ゲームでブレークバックし、さらに第12ゲームもブレークして激闘に決着をつけた。試合時間は2時間11分だった。

 錦織は3回戦(日本時間5日午後9時開始予定)では世界12位で第10シードのリシャール・ガスケ(29=フランス)と対戦する。ガスケには過去6戦全敗で、初のマスターズ大会制覇へ正念場となる。

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