熊本出身・青山加織 “火の国魂”で「しっかり頑張らないと」

[ 2016年5月4日 05:30 ]

<サロンパスワールドレディス練習日>練習ラウンドでティーショットを放つ青山加織

ワールド・レディース・サロンパス・カップ

(5月5日 茨城GC=6605ヤード、パー72)
 女子ゴルフの国内メジャー第1戦、ワールド・レディース・サロンパス・カップは、あす5日から4日間、茨城GC(6605ヤード、パー72)で開幕する。熊本出身の青山加織(30=コンフェックス)は3日に18ホールの練習ラウンドを敢行。自身も熊本地震で被災したが「出るからにはしっかり頑張らないと」と活躍を誓った。

 震災発生後、スポンサーから食料品や衛生用品などの支援物資を受け取ったが、青山と母・真由美さんだけでは持て余す量だったため近所に配ったという。近隣の住民と情報交換をするうちに「皆が困っている」と気づき、すぐ行動に移した。軽トラックを運転し、支援物資を老人ホームなど約15カ所に届けに回った。「感謝が凄く大きくて、とてもうれしかった」と1メートル54の小さな体で動き続けた。

 練習は先週26日に再開。同郷の一ノ瀬優希や笠りつ子らの活躍が心の支えになっていたという。最終日翌日の9日は熊本で再び支援活動を行う予定。「応援してくださる方々のためにも、上位に行けたらうれしい」と火の国魂を見せるつもりだ。

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2016年5月4日のニュース