稀勢の里 連敗…初Vまた遠のく「悔いが残らないように」

[ 2016年3月25日 05:30 ]

支度部屋で黙り込む稀勢の里

大相撲春場所12日目

(3月24日 エディオンアリーナ大阪)
 悲願の初優勝を目指す大関・稀勢の里は横綱・日馬富士に敗れ、痛恨の2敗目を喫した。立ち合いで得意の左が入らずに押し込まれて苦戦。土俵際での左突き落としで体勢を戻して一気に前に出たが、そこを冷静にはたき込まれてバッタリと両手をついた。

 支度部屋では報道陣に背を向けて最後まで無言。前日の白鵬戦で今場所初黒星を喫し、24日の朝稽古後にも「悔いが残らないように思い切って相撲を取りたい」と気持ちを切り替えたが、相撲の神様は、またも29歳の大関に味方をしてくれなかった。

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2016年3月25日のニュース