伝言は「ぶれずに頑張れ」、遺志引き継ぐ八角理事長代行が抱負

[ 2015年11月21日 21:07 ]

 日本相撲協会の理事長代行に就任した八角事業部長(元横綱北勝海)は21日、大相撲九州場所開催中の福岡国際センターで「北の湖理事長を手本にしなければならない。土俵の充実への思いを引き継いでいかなければ」と抱負を述べた。

 52歳の八角部長は同じ北海道出身の大先輩が死去する前の様子について「2日前もつらそうな歩き方をしていた。でも、とにかく辛抱強く、私たちの前で痛いとかを一切言わなかった」と明かす。亡くなった20日の夜、とみ子夫人から涙ながらに同理事長の「ぶれずに頑張れ」との言葉を伝えられたという。

 遺族の意向もあり、22日の千秋楽で恒例の協会あいさつに特別な文言を入れない方針。かじ取り役を急きょ託された八角部長は「お客さんに、もう一回見たいと思ってもらえる相撲を力士が取ることが、理事長への恩返しになる」と話した。

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2015年11月21日のニュース