意外…小田孔明はゴルフ界きっての太公望 若手女子プロも釣り愛好者多数

[ 2015年11月10日 13:29 ]

ゴルフ界きっての太公望、小田孔明

 「趣味って何ですか?」。取材対象にこの手の質問をすることはしばしばで、ショッピング、ドライブ、音楽鑑賞、映画鑑賞といろんな回答を頂戴する。ふと考えを巡らせると、そういえば釣りが趣味のプロゴルファーってけっこう多い。昨年の賞金王・小田孔明はゴルフ界きっての太公望。オフになると船を借り切って沖に出かける。手はゴルファーの命とあってハリに餌をかける作業はスタッフに任せるそうで、さおを投げることに徹して大物を狙う。

 海は男のロマンとはなんとなく想像がつくのだが、興味深いのは若手女子プロに釣り好きが多いことだ。2年連続の賞金シードを確定させた葭葉ルミも釣りに魅せられた1人。7月の全米女子オープンに出場して帰国した後に知人の勧めで始めたそうで、「まだ始めて半年もたっていないけど、私にとっては唯一ゴルフを忘れさせてくれる時間」と貴重な息抜きの時間となっている。葭葉は湖や川で釣りを楽しんでいるそうで、10月のスタンレー・レディースの期間中も空き時間に会場がある静岡から山梨の浜中湖まで足を伸ばして釣りに興じた。これまで最大の戦果は30センチのブラックバスだが、「釣れなくても楽しい」。今年プロテストに合格した元祖アイドルゴルファーの森美穂は合格祝いに葭葉から釣りざおをもらったことを明かしていた。

 今季はこれまで5勝をマークと絶好調のテレサ・ルーはオフになると故郷の台湾へ戻り、友人たちと海釣りでリフレッシュ。最近は「キハダマグロが釣れるポイントがあるの」とかなりの大物をゲットしたそう。ちなみにテレサ・ルーは油絵の先生を台湾の自宅に招いてプライベートレッスンを受けることもあるなど絵画にも興味があり、「もっとうまくなりたい」と日々、腕を磨いている。なるほど、オフの充実が長いシーズンを成功に導くための秘訣なのかも。(井上 侑香)

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2015年11月10日のニュース