聖火リレー「被災地は絶対に必要」 遠藤五輪相が意欲

[ 2015年10月22日 13:43 ]

 遠藤利明五輪相は22日午前、宮城県石巻市を訪れ、1964年東京五輪の象徴となった国立競技場の聖火台が設置されている同市総合運動公園を視察した。2020年東京五輪・パラリンピックの聖火リレーについて「(東日本大震災の)被災地縦走は絶対に必要だ」と記者団に述べ、実現に意欲を示した。

 これに先立ち、遠藤氏は石巻市の亀山紘市長と意見交換。亀山市長は、石巻市を聖火リレーのスタート地点とするよう求めた。

 政府は20年東京大会について、震災からの復興を世界に発信する機会と位置付けており、遠藤氏は11月にも策定する政府の基本方針で「復興五輪」を打ち出したい考えだ。

 聖火台は国立競技場(東京都新宿区)の解体に伴い撤去された後、石巻市民らから「復興のシンボルにしたい」と要望があり、6月に同公園に設置された。

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